「過去イチ」のモンスターがそこにいる
転級初戦の世界4階級制覇挑戦。国内はもとより海外からも熱視線を浴びる戦いへ向かう“モンスター”は、今までにない柔らかな空気を纏っていた。7月上旬、大橋ジム。キッズボクサー時代から井上尚弥を見続けてきた記者は、そこに日本ボクシング界の至宝の揺るぎない自信を見てとった。
転級初戦の世界4階級制覇挑戦。国内はもとより海外からも熱視線を浴びる戦いへ向かう“モンスター”は、今までにない柔らかな空気を纏っていた。7月上旬、大橋ジム。キッズボクサー時代から井上尚弥を見続けてきた記者は、そこに日本ボクシング界の至宝の揺るぎない自信を見てとった。
井上尚弥は、世界の現役ボクサー最強リスト“パウンド・フォー・パウンド(PFP)”の議論でトップを争う存在だ。WBC・WBO統一世界スーパーバンタム級チャンピオン、スティーブン・フルトンは、絶大な評価を勝ち取ったその“モンスター”のホームにあえて赴き、挑戦を受ける。不利な戦いであろうとも。そこに、このアメリカ人王者の強い覚悟がみえる。
一対一で殴り合い、倒そうとし合うボクシングが男子プロで17階級にも分かれているのは、体重差がそれだけパンチ力に影響し、危険であるからだと理解できる。自分の能力を最大に発揮できる適正な階級をボクサーは探すもの。階級を上げれば、減量苦からわずかでも解放されるが、同時に、リスクもある。
「フルトンはクリンチと左ジャブ。おおざっぱに
「あれだけ恐ろしい井上くんを相手に、どういう
「お互いカードをどう切り合うか、めっちゃ楽し