REVIEW8.30 松本圭佑vs.リドワン・オイコラ
元王者・佐川遼(三迫)を破って日本王座を獲得した松本圭佑(大橋)が、ナイジェリア人の強豪リドワン・オイコラ(平仲ボクシングスクール)を迎えた一戦。技術戦の末に松本が快勝をおさめ、日本王座初防衛とともに、アジア王座も獲得した。
元王者・佐川遼(三迫)を破って日本王座を獲得した松本圭佑(大橋)が、ナイジェリア人の強豪リドワン・オイコラ(平仲ボクシングスクール)を迎えた一戦。技術戦の末に松本が快勝をおさめ、日本王座初防衛とともに、アジア王座も獲得した。
アウトボクシングをベースに、巧さが光る穴口一輝(真正)。強打に技術も身に着けた、梅津奨利(三谷大和スポーツ)。トーナメント準決勝は、穴口が技術で翻弄し、フルマークの判定勝利。12月、同日V3を果たした日本王者・堤聖也(角海老宝石)への挑戦が決定した。
2020年7月の日本王座陥落後、一時引退状態だった井上浩樹(大橋)が今年2月にリング復帰し、2戦目でかつて保持していた王座奪冠を目指した。アブドゥラスル・イスマリロフ(ウズベキスタン)は距離やタイミングを微妙にずらす曲者で井上は大苦戦。しかし意を決した10回、3度ダウンを奪って逆転TKO勝利。今までにない気迫が手繰り寄せた、価値あるベルト獲得だ。
王座3度目の防衛戦となる堤聖也(角海老宝石)と、わずかプロ4戦目での挑戦となる増田陸(帝拳)。必殺の左強打を持つ増田が堤の眉間を切り裂いた流血戦は、王者・堤が怯まず攻めて逆転。互いが持ち味を発揮する素晴らしい大熱戦となった。
男はがっくりとうなだれた。
「暫定」の二文字が消えるはずの、待ち焦がれた日だった。
心から血を流しながら、だがまた自分が起き上がることを知っている。
だって俺は、格闘技以外の生き方を知らんのやから——
元日本スーパーウェルター級暫定王者、中島 玲。25歳。
——前編——
8月8日・東京・後楽園ホール
日本スーパーウェルター級王座統一戦10回戦
○出田 裕一(三迫)チャンピオン
●中島 玲(石田)暫定チャンピオン
判定2ー1(96対94、96対94、94対96)